drecom_kenshosha

元大工の小言

工法

26 3月

瓦屋さんとの話

今日、瓦屋さんと話しをする機会がありまして、
瓦とコロニアルの話になりました。

コロニアルというと、あのうすべったい屋根材のことですが、
どうもついこの間(3年前ぐらい)まで、原材料にアスベストを使っていたようです。
それもびっくりなのですが、さらにびっくりは、
アスベストを入れるのをやめたら、コロニアルがすぐ割れて(弱くなった?)
大変なことになるそうです。

クレーム処理が、大変だそうです。
まあ、全部が全部ではないでしょうが・・・。

しかし、建てて2~3年で、屋根の葺き直し。
最悪の事態です。

私はいやだなあ。
いくら安くても。
4 11月

木を組むということ

継手です。

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追掛大栓継といいます。
プレカットでは、出来ない継手です。

「木を組む」ということは、こういう事だと思います。


石川県,白山市で建匠舎は、自然素材、珪藻土、無垢の木を使った新築、住まいのリフォームを行っております。
7 3月

現場での造作!

先日加工した造作材を現場で取り付けしております。材の仕上げ方・取り方・受け方・使い方・見せ方などそれぞれが重要で、完成時の良し悪しがこの大工工事によって決まります。削り台と呼ぶ台の上に材を置きカンナやノミといった道具で仕上げながら取り付けていきます。ところで、その際に軍手をはめて作業する大工さんの姿があります。仕上がった面に素手で触るのはマズイということです。汗がついた素手で触ると(今すぐにはならないけど)数年後にその指紋が浮かび上がってくる不思議なことになるそうです。生き物を扱うことは技術のみならず知識も不可欠なんですねぇ。

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15 2月

ここが違う!~造作材~

大工さんによる造作材の加工状況です。 製材して天然乾燥した木材(地杉)を使用しております。木材は1つ1つ木目や色艶が違い使用箇所にあわせて木取りしております。 中には癖の悪い(将来的に反り返る、割れる)ものやボケくさり、死に節等があり良し悪しの判断も重要で難しいです。 そして削り、溝彫り、仕上げ、面取と手間をかけて鴨居や窓枠などの造作材が手作業で製作されます。ノミやカンナといったいわゆる大工道具がここでも使われます。 材そのものの良さの他に既製品にはない自由度があり、現場の様々な納め方に対応できるのが特徴でもあります。

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     鴨居類














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     窓枠類













23 1月

人に優しい防蟻材

今日は 防虫防蟻処理 を行いました。
いつも、農薬 などを含まない 人体無害のエキス にこだわって施工しています。なぜなら、農薬がまかれている上では安心して寝転がれないからです。

床組は ヒノキ を使用しています。ヒノキ害虫をよせつけず耐水性の強い木材です。材そのものの性質だけで充分な害虫予防の役割があります。まさに適材適所といったところです。

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最近はじめから薬剤処理された唐松などの土台や柱を見かけますが、切り口の部分は処理されていないのが現状です。もともとの材が害虫の影響を受けやすいので、そのへんが疑問に思います。
また、薬剤に含まれている成分が原因で燃やせない木材になっている話しを聞いたことがあります。どうやら、省エネだけがエコとは限らないみたいです。

18 1月

ここが違う!~大工技術~

今日は 土台の継ぎ手 をご紹介します。写真をよく見ると「何かちょっと違う!?」と感じませんか?。
これは 腰掛入れ目違い鎌継ぎ といいます。最近では 鎌継ぎ はみかけますが、このような 目違いホゾ まではほとんど見られません。価格の安さや工期の早さで競争し合っているので無理もないのでしょうか。できれば、見比べて見てほしいです。
私たちは主として [大工さんの木造り工法] で家造りをやっています。材を見極め、墨を付け、手で刻む…そんな大工技術を詰め込んで、金物で補強しなけらばならない簡略化された在来工法?ではなく、本物の在来工法をご提案しています。

ここが違う!~〇〇~はこれからもどんどん掲載していきます。P1010002-2_1.jpg












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