drecom_kenshosha

元大工の小言

2006年01月

31 1月

木材の等級(グレード)

木材にはヒノキやヒバ、松など種類はいろいろありますが、

その種ごとに等級(グレード)

があります。それによって見た目価格が違うというわけです。

一般的に大きく分けると [1等特1等小節上小節無地] といった感じです。


節の程度が[大きくまばら抜けが無い小銭程度小指程度無い]が簡単な目安です。

価格は1等が安く無地が高いわけですが、

大壁などの柱が見えない構造では1等材を用いて安くあげることができます。

昔は、和室など見える柱や枠材には必ずと言っていいほど

無地材が使われていましたが、

規則ではないので価格と相談しながら好みの等級を選ばれるのも良いかと思います。

強制的に高い材を使う必要が無いということです。

結構、小節と上小節の見極めが微妙で判断が難しいときがあります。

又、上小節が無地に近いもので納品されるときがありお客様が得する場合も実際あります。


弊社では、ヒノキの特1等材24ミリ厚を実サネ加工して床材に使用しております。

耐水、耐久、耐虫に優れているほか、人肌に近い木色です。

節は結構ありますが、ピンク色やさしい感じがします。

(そんなに気にならないですよ。)
30 1月

解体工事終了。

先日の改修工事の現場状況です。
解体工事も終了し本格的に内部造作工事にとりかかりました。
既存の骨組みがあらわになり、予定通りにいかない箇所も見られ、
現場での対応に社長(大工)が奮闘しています。



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29 1月

漆塗りを見かけますか?

最近、柱や梁・天井などを漆塗りで仕上げた新築住宅をほとんど見かけません。
そもそも大壁(簡単にいうと柱などが壁の中に隠れる)が多く、塗るところがないのが現状です。
それどころか、畳の部屋はあっても和室や座敷といった部屋が無い家も少なくありません。
それが良いとか悪いとかではなくなんだか寂しい気がします。
安く、早くするために家が商品化され伝統ある技術(職人)や素材が失われつつあります。
家を建てることから買うことへ変わってきているのでしょうか?
しかし、ゴミ問題、資源の消失、シックハウス、欠陥、などこれらは工業製品による商品化が問題の原因だと思います。だからこそ今考えていかなければならないのです。
何十年たった今でも漆塗りされた柱で、手を加えるまでもなく美しい状態を保っている実例がたくさんあります。そこまでしなくとも最低限、安ものや偽もので家のローン支払い終える前にリホームしなければならないことだけは避けたいものです。安いとは言っても大きいお金ですからね。
26 1月

改修工事スタート!

23(月)からとある町家の改修工事が始まっています。既存内部の一部の仕様は土壁・漆喰・漆塗りなどの造りになっていて、既存の雰囲気を壊さずかつ将来をみこした改修工事(リフォーム)を施工していきます。
今後もこの工事についても、工事進行を掲載していきます。
今日の様子を撮影いたしました。解体工事があらかたすすんでいて、これから木下地・造作工事に取り掛かっていきます。

今後の現場施工状況おたのしみに。
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25 1月

社長の趣味?

突然ですが、社長の本業は 大工 です。
大工として現場で工事する際には社長業から雑用仕事まで、すべてにおいて関わります。
ですから、お客様の ご希望要求 に即座に対応でき、間違いなく施工することができます。
対応の早さと確実さは担当わけされた会社とは違う 信頼と柔軟性 があると思います。
で、最近その大工業よりも楽しそうにやっていることがあります。
それは家具つくりです。もともと新築工事のTV台や本棚などの造り付け家具工事は行っていて技術的なことは問題ないですが、最近は単体の小さめの物や生活用具など色々こだわって造っているみたいです。
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写真は子供用のいすです。
24 1月

ご相談の物件。

「実際に住めるかどうか…」のご相談で、とある物件を拝見させていただきました。
訪れたそこは金沢の古い長屋でした。
正面の姿は当時の街並を思わせるまま残っていて、「磨けば光る」と言う印象を受けました。
中へ入っても雰囲気がそのまま残っていて、土壁や漆喰壁・漆塗りの柱や天井板など
今で言えば健康自然住宅の高級仕様といったところです。
しかし一部分でベニヤや壁紙など使用してあるところがあり、その部分は決して良い状態であるとは思えませんでした。
最近のきれい・安い・早いで商品化された家とは違う何かを肌で感じることができました。

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23 1月

人に優しい防蟻材

今日は 防虫防蟻処理 を行いました。
いつも、農薬 などを含まない 人体無害のエキス にこだわって施工しています。なぜなら、農薬がまかれている上では安心して寝転がれないからです。

床組は ヒノキ を使用しています。ヒノキ害虫をよせつけず耐水性の強い木材です。材そのものの性質だけで充分な害虫予防の役割があります。まさに適材適所といったところです。

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最近はじめから薬剤処理された唐松などの土台や柱を見かけますが、切り口の部分は処理されていないのが現状です。もともとの材が害虫の影響を受けやすいので、そのへんが疑問に思います。
また、薬剤に含まれている成分が原因で燃やせない木材になっている話しを聞いたことがあります。どうやら、省エネだけがエコとは限らないみたいです。

21 1月

瓦葺き

瓦葺きの工事がはじまりました。

他の屋根材に比べてやっぱり瓦が一番丈夫で長もちでしょう。
その中でも 和瓦 が良さそうです。実際、工事中に屋根の上で作業する時に洋瓦などの薄いものは良く割れていました。
建物の外観に合わせる事も重要だと思いますので必ずしも和瓦とはいきませんが、 15年~20年 ぐらいしかもたない安いものだけは避けたいものです。



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20 1月

かっこいい!!

昨日とった外観がかっこよかったので載せときます。
バランスがいいと言うか、スタイルが言うというか。
とにかく、完成が楽しみです。

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19 1月

社長の小言1

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