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元大工の小言

予備知識

4 3月

最近の耐震木造住宅の話2

前回の続きです。

前回は200年住宅の話でしたが、

今回はシックハウスと地球温暖化について。

当たり前のことだったのですが、あらためて話を聞いてショックを受けました。


それは・・・

どちらも人間に対しての話なんだよ と言うことで、


科学物質過敏症(シックハウス)は

化学物質に反応する人が多いだけで、

自然素材にも反応する人がいるという事。

アレルギー(語弊があるかもしれませんが勘弁してくださいね)

ですから、食物にも反応するわけですね。

なので、自然素材を使えば良しではなくて、

そこに住む人が反応しない家を造る事がシックハウスを解決する1つの手だという事です。



そこまでして、初めて健康住宅と言えるのかなと考えさせられましたね。

実際には難しいですけど・・・。



そういえば、まだ駆け出しの大工の頃に

施工した科学物質過敏症の方がおいでるお宅は、

杉の柱に自然素材の油を塗ったらその組み合わせに反応してました。





もう1つの、地球温暖化問題も

地球が困るのではなくて、

人間が困るということです。

これも当たり前ですが、ショックを受けました。

あったかくなろうが、水面が上昇しようが、CO2が増えようが、

地球にはあまり関係ないですね。

逆に、CO2が増えると、植物が大きく育って、

大型の動物(恐竜時代みたいに)が出でくるそうです。


う~ん。

地球規模(宇宙)で考えると、

とても難しいですね。



で、この答えとして、

私は人間ですから

わがまま言わせてもらいます。


自然素材や、地元も木を使って、

科学物質過敏症になる可能性を少しでも減らし、

人間のために地球温暖化にならないように考える。



こんなことしか出来ませんね・・・。



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28 2月

最近の耐震木造住宅の話1

昨日、耐震についての講演会に行ってきました。

と言っても、木造の住宅の話がメインで、

耐震については、時間が足りなかったかな?

と思いましたが、いくつか興味のある話しが聞けました。



長くなるので、何回かに分けての報告です。


まず、200年住宅といわれている物について。

ほんとのところ 200年住宅ではなくて、長期優良住宅といいますが、

これは、200年持ちますの意味ではないそうです。(皆さんお分かりですね・・・。)

実は(ここからは初耳でした)

『200年に一度の地震に耐えられる住宅だ』

そうですよ。

国交省によると、実際には50年ぐらいもてば、長期優良住宅だそうです。



注 聞いた話なので、解釈の違いがあるかもしれません。



よく実験で(テレビでもやってますが)、等身大の建物の耐震実験を

やっていますが、

あれ意味あるのかな?と思います。

地震(自然)てそんなに簡単なものではないようで・・・。

地面が割れちゃったらどうなるの?

外壁仕上がっていないけど、そんな家無いでしょ?




さて、話がそれましたが、

私は、学者さんではないので証明できませんが

自分で建てた家は60年~100年ぐらい持てばいいな(巨大な地震が無ければ)

と思って作っています。



もちろんメンテナンスやリフォームは必要です。

設備機器や外壁は20年ぐらい、屋根は40年くらいで

やり変えの必要があるかもしれません。



でも、基本的なところ、構造物や見えないところを

しっかりしておけばそれぐらい持つだろうと考えています。




まあ、60年後には私はこの世にいませんので、

自分の目で見ることは出来ませんが・・・。

後の事は、せがれや孫に任せます^^

続きは又の機会に・・・。

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2 2月

最近の耐震木造住宅に興味のある方へ

所属しているかがの家づくりネットワークから

連絡がありました。

「最近の耐震木造住宅」 (安心・安全な家づくり)

と題し 講演会が開かれることになりました。


講師は、金沢工業大学  環境・建築学部教授 博士(工学)

後藤 正美 先生です。

日時は平成21年2月27日(金)午後7時~午後9時 (受付:6:30~)

場所は小松市第1地区コミュニティセンター

小松市白江町ツ108-1  tel(0761)23-2414

です。


専門家のお話を聞く機会はなかなかないのではと思います。

ご興味がある方はかがの家づくりネットワーク

または、建匠舎 大倉までどうぞ。

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16 1月

土地も探せます。

ご無沙汰しております。

最近なんやらバタバタとしていますね。

さて、そんな中、土地がらみのお話が何件か続いています。

ありがたいことです。


でも、残念ながら当社は、不動産業をしておりません。

なので、知り合いの不動産業者にお願いするのですが、

結構いろいろな話しが聞けて、楽しいですね。

裏話ってやつです。

勉強にもなります。




本当は、不動産部門もあるといいのでしょうが、

そこまで甲斐性がないので手を出しません。


そんなこんなで、あまり売り込みになりませんが、

土地探しのお手伝いも出来ます。という話でした。


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24 10月

50万円と20万円のために

今日は、事務仕事でした。

石川県産材白山市産材の申請用の書類作成です。

両方あわせて、12枚。


r1012602.jpg


材料の㎥数を一本一本拾っていきます。


すごく細かいです。

r1012603.jpg




来週には申請できるかな。


県(20万円)は、抽選なので、当たればラッキーですね。

市(50万円)は、申請さえ通れば、もらえるので、

がんばりますね。(お客さんがですけど)









地元の木を使って家づくり お手伝いしてます。












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21 10月

住宅ローン控除額増?

最近まで、ハウスメーカーさんの広告などで、

住宅ローン減税が今年でなくなるから

早く建てましょうと書いてありました。


覚えています?



「この景気で、なくなることは無いでしょう」

と私は思っていましたが、



昨日の新聞に


住宅ローン控除額増案


ん?額増?  額増?


ついでにリフォーム費用についても

減税案?


住宅購入や建設、リフォームをお考えの皆さんにとっては、

いいニュース。


われわれ、建築屋にとってもいいニュースです。












住宅購入や建設、リフォームをお考えの皆さん、


あせって行動しないでください。


じっくりと考えましょう。


まだ、案ですけど・・・。












政治家の皆さん、


期待していますよ。


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14 10月

無垢のフローリングは高い?

無垢のフローリングは高いとお思いの方がたくさんいます。
計算してみました。

12mm捨て張り構造用合板・1坪2,500円位
12mm合板フローリング・1坪7,500円位
  計 1坪 10,000円位

12mm桧集成捨て張り材・1坪3,500円
15mm桧無垢フローリング・1坪13,000円(1等材)
  計 1坪 16,500円

差額 坪6,500円
建坪38坪の家で、風呂、玄関等引くと
33坪くらいですから

6,500円×33坪で 215,000円ぐらい

30年の住宅ローンを組んだとして、
3.2パーセントの金利で(住宅金融公庫のフラット35)、
月々930円弱
1日31円でした。

(語弊があるかもしれませんが、)
仮にただ単純に床板だけを無垢に変えた場合ですけど、
これだけしか変わらないで、
「桧の家」にできるなら 「癒される家」になるなら
安いと思いませんか?


pb090020.jpg


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21 2月

太陽光発電について

エコ住宅 をテーマに 太陽光発電 を最近よく耳にします。いわゆる 自家発電 です。さらに、日中使わない発電し続ける電気(蓄電ができない)は 電力会社に売る ことができ 高熱費の削減 にもつながります。石油は40年、天然ガスは60年で枯渇すると言われてる中、ほぼ無限の 太陽エネルギー を利用しかつ CO2の発生 もおさえた最良のエコかもしれません。
「北陸では曇り空が多くて発電できないのでは…」と思っている人は多いと思いますが、実際は東京と同じぐらいの効果があるらしい?です、つまり日射量だけでなく気温や湿度など様々な条件によって発電されるというわけです。(長野の松本あたりが良いそうです)
オール電化 にして格安の 深夜電力 を使用し併用することで月々の光熱費が今までに比べて相当安く抑えられるのは事実ですが、太陽光発電だけでみるとまだまだ初期費用が高すぎて元をとるまでには何十年もかかりそうな感じです。(光熱費だけでみるとオール電化にするだけのメリットが大きい)今の段階では エコの志し がないと取り入れることができないことかもしれませんが、これらが普及することで価格が下がり多くの家々に取り入れられたら、ものすごい発電エネルギーCO2削減になることは間違いなさそうです。
14 2月

アスベスト問題。

昨日とある講習会に参加しました。その議題に石綿(アスベスト)問題があがっていました。
様々な建築物に使用されていたことは事実で除去作業等いろいろな対策が行われていますが、そのうち一般住宅の建材品にも含まれていたことを忘れてはいけません。石綿には種類の違いで毒性の強弱あるらしいのですが、いずれにしても人体に影響があるのは間違いないです。そんな材が屋根のスレート材に数年前まで含まれていたのです。今現在も屋根にのっている住宅は少なくありません。それって大丈夫?と正直心配です。スレート材は瓦に比べて価格が安い分耐久性はかなり低いです。表面がボロボロになって塗装がはがれれいる状態をみかけます。そのクズが空気中に舞う事ってあるの?詳しいことは使った事が無いのでわかりませんが、調べてみたいです。何事にも影響が無いといいのですが…工業製品の限界を感じます。
29 1月

漆塗りを見かけますか?

最近、柱や梁・天井などを漆塗りで仕上げた新築住宅をほとんど見かけません。
そもそも大壁(簡単にいうと柱などが壁の中に隠れる)が多く、塗るところがないのが現状です。
それどころか、畳の部屋はあっても和室や座敷といった部屋が無い家も少なくありません。
それが良いとか悪いとかではなくなんだか寂しい気がします。
安く、早くするために家が商品化され伝統ある技術(職人)や素材が失われつつあります。
家を建てることから買うことへ変わってきているのでしょうか?
しかし、ゴミ問題、資源の消失、シックハウス、欠陥、などこれらは工業製品による商品化が問題の原因だと思います。だからこそ今考えていかなければならないのです。
何十年たった今でも漆塗りされた柱で、手を加えるまでもなく美しい状態を保っている実例がたくさんあります。そこまでしなくとも最低限、安ものや偽もので家のローン支払い終える前にリホームしなければならないことだけは避けたいものです。安いとは言っても大きいお金ですからね。
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